皆さんこんにちは!!
前回の投稿から少し時がたってしまいました。
4月初めは各企業様も新入社員を迎えたり、新年度契約に走り回ったり、
前年度報告に追われたりと慌ただしい毎日を過ごされることと思います。
私も同様で、報告書・契約・新規事業・新規打ち合わせなどなど少し気ぜわしい毎日を過ごしております。
この季節欠かせないのは、新入社員の受け入れですね。
どの企業も、新しい顔ぶれを迎えるのに多少ドキドキしたり、
過不足ないか不安になったりするのではないでしょうか?
毎年、新卒の新入社員と面談をする機会がある私は、今年は例年と違う特色があるなと感じました。
それは、新卒の皆さんが抱える共通した「不安」です。
以前は「仕事が覚えられるか不安」「研修があるか不安」「ついていけるか不安」といった不安が多かったのですが、
今年は、「仕事で何を着ていけばいいか不安」「運転ができるか不安」「寝れるか不安」などといった意見でした。この変化が世の中の流れとどう関係しているのかまでの考察はできていませんが、明らかに何かが違うなと感じた次第です。
そんな特色のある今年の新卒の新入社員研修に2社携わらせていただきました。
その2社ともに感じたことを今回書かせていただきます。
新入社員を迎えるにあたって、各社様々な取り組みをされていると思います。
外部研修に参加させたり、
1週間は各部署の見学に充てたり、
先輩をつけてさっそくOJTに入ったり、
まずはOffJTで机上研修を行ったり、
中には自衛隊研修を入れる企業もあるのではないでしょうか。
各企業、それぞれ会社を理解してもらおうとして様々な研究をして研修計画を立てられると思います。
私自身も、新入社員研修設計者として11年間やってきて、いかに新入社員に会社の仕組みを理解してもらおうかと奔走してきました。
昔は理解してもらうことや、融合してもらうことに注力してきましたが、
数年前から、大事なのは今から社会に出る覚悟を決めた新社会人にどれだけ寄り添えるかが大事ではないかと考えるようになりました。
つまり、会社主体の考え方(もっと狭義で言うと、設計者の考え方)で研修を進めるのではなく、新入社員に寄り添う考え方に移行してきたということです。
これは決して、会社の考えを差し置いてということではなく、
新社会人は想像以上に社会に出ることに緊張し不安いっぱいであるということを、
深く理解しておくということです。
この気持ちを一つ持って関わることで、新入社員は「相談していいんだ」「安きる環境なんだ」と準備期に入ります。
準備期にうまく入れると、そのあとの研修や学びがスムーズになり、
その後の成長にも加速がつきます。
入社して直後に置いて行かれた感を感じることがないようにする。
もし、最初に置いて行かれた感を感じると、その時に感じた劣等感に近い感情は後々何かのタイミングで引っ張り出され、余計な時間を取られるのです。
「新入社員が覚悟を決める時、どれだけ寄り添えるか」、これは緊急ではないけれど重要な第二象限なのです。
この今しかない期間をもう一度振り返って、明日新入社員にやさしく声をかけてあげましょう。
「今の時点でわからないことはない?不安なことはない?」
「覚悟を決めてうちの会社に来てくれたのだから、力になれることには最善を尽くすよ」
この一言が、会社の将来を大きく変えるかもしれませんよ
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